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『修証義』 第3節

【解説】
「しゅしょうぎ」と読みます。現在の曹洞宗を開かれた道元(どうげん:1200-1253)禅師は、ご生涯を通して『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』を著わされました。この『正法眼蔵』から文言を抜き出し、明治中期に編纂されたのが『修証義』です。仏教の教えを全31節にまとめて、やさしく解説しています。

皆さまに仏教とのご縁を深めていただきたいと願い、古文形の『修証義』を現代語に翻訳しました。大学の卒業論文で初めて試みて以来、この作業はわたくしのライフワークになりました。年齢を重ね、悟境を深めるにつれ、訳文は成熟したものとなっていくでしょうが、裏を返せば、若気の至りで稚拙な部分も多いということです。わたくしの裏も表もない等身大の『修証義』としてご覧いただければ幸いに存じます。合掌

正雲寺副住職 無聖(むしょう)
http://shounji.or.jp

【第3節 現代語訳】
無常の命は、むなしく消えていきます。例えるなら、草の葉に落ちた一滴の朝露のようなものです。命は時にさらされて、一刻も止まることがありません。若くありたいと願っても、実際は面影すら残さないのです。過ぎ去ったものを戻すことはできません。たとえ国王、大臣、親族、妻子、財産であっても、死に面したあなたを助けることはできません。あなたは、たった一人で死んでいくのです。その時、あなたと共にあるのは、あなたが生前に為したこと、ただ善悪の行いだけなのです。