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今を善(よ)く生きる

幽霊といえば、おどろ髪(手入れされていないぼさぼさの髪)を後ろに長くひき、両手は体の前でだらりと垂れ、両足のない姿というイメージですね。うつろで生気のない様子は、生きている私たちとは違って見えます。ところが本当は私たちの姿そのものだというのです。長いおどろ髪は、過去にとらわれ、ずっと引きずっている様子を、前に垂れた両手は、為す術なくただ未来を思い煩っている様子を、両足がないのは、しっかり大地を踏みしめて今を生きていない様子を表しているそうです。

仏さまは「過去を悔いることなく、未来を悩むことなく、今を善く生きなさい」と教えています。今を善く生きているなら、過去のすべての過ちは善の種となります。悔いる必要はありません。そして未来は今の積み重ねですから、今を善く生きているなら未来も善く生きられます。悩む必要はありません。過去と未来の価値を決めるのは、今の生き様なのです。あれこれ悩まずに、今を善く生きることに専念しましょう。善く生きるとは、あなたが毎日「喜び」と「感謝」とともに生きることです。

正雲寺副住職 無聖(むしょう)
http://shounji.or.jp