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『修証義』 第10節

「しゅしょうぎ」は、道元(どうげん:1200-1253)禅師のお言葉を集めて作られた曹洞宗の基本聖典です。仏教の要点を全31節にまとめて「仏さまの教えとは何か」を解説しています。
皆さまに仏教とのご縁を深めていただきたいと願い、古文形の『修証義』を現代語に翻訳しました。卒業論文で初めて試みて以来、この作業はわたくしのライフワークになりつつあります。わたくしの等身大の『修証義』としてご覧いただければ幸いに存じます。

正雲寺副住職 無聖(むしょう)
http://shounji.or.jp

【第10節 現代語訳】
懴悔する時は、〔第9節の祈りの後に〕次のように声に出して唱えなさい。

我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう)
皆由無始貪瞋癡(かいゆむしとんじんち)
従身口意之所生(じゅうしんくいししょしょう)
一切我今皆懺悔(いっさいがこんかいさんげ)

この意味は「昔から私が造り続けてきた悪業は、貪りと怒りと無知が原因となって、心と言葉と行いに現れたものです。私は今、それらすべてについて懴悔いたします」です。このように唱えて懺悔するから、目には見えない仏さまのお助けをいただけるのです。心から反省し、合掌し頭を下げて、これまでの罪を洗いざらい仏さまにに白状しなさい。そうすることで、罪が根っこから消え去るのです。

【用語解説】 我昔所造諸悪業・・・
この短いお経は『懺悔文(さんげもん)』といいます。人は誰でも罪を犯します。罪を犯したままにするのではなく、心から反省して二度と同じ過ちは繰り返さないと仏さまに誓うのです。懺悔する力、これこそ人間が他の生命と大きく異なる証しです。