境内の除雪は毎朝7時から10時頃まで行われます。初めに四輪除雪車(ローダー)が雪をどかして車道を作り、たまった雪を崖下に投棄します。次にクローラー式投雪機がローダーが入れない狭い場所の雪を飛ばします。そして最後に数人の僧侶がスコップやツルハシで玄関周りや歩道をきれいに仕上げます。これら三段階の除雪を経て最初のお施主様をお迎えします。大雪の日には午後2時から5時頃まで午前と同じ作業です。この体制のおかげで境内の雪はきれいに片付きます。その昔、一人で除雪をしていた頃の私から見れば今の状況はまるで夢のようです。
この夢を叶えてくれたのは、3年前に新しく導入した四輪除雪車(ローダー)です。今年は操縦にも慣れて私の手足のように動いてくれます。そしてもう一人頼もしいパートナーがいます。それは寺人として3年前に入山し今では外作業を一手に引き受けてくれているS君です。

最初は機械の操作にも除雪の手順にも戸惑っていたS君ですが、今では熟練した職人のようです。朝一のローダーの動きを見て先回りして作業したり、建物を傷めそうな雪を優先的に除雪したり、他の僧侶に優しく指示を出したりとまさに大活躍。私との息もぴったり。S君の心の成長と作業の熟練のおかげで今年の除雪は一味違います。
住職代理 無聖