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新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

正雲寺と私たち僧侶は無事に正月を迎えることができました。

ひとえに皆様のお支えのおかげです。

あつく御礼申し上げます。ありがとうございます。

これからも仏道に専一に精進し、皆様のご恩に報いる所存です。

皆様にとりまして、幸せ多く災いのない一年となりますよう

心よりお祈り申し上げます。

合掌

 

世の中には、今この時も苦しい思いをされている方がたくさんおられるでしょう。孤独を感じその中でじっと耐えているでしょうか。そのような方々に次の話を贈ります。これはキリスト教で語られているお話ですが、私は、宗教の枠を超えて多くの人の心をハッとさせる内容ではないかと思っています。「あなたは一人ではない」というお話しです。

ある男が夢を見ました。夢の中で男は主イエスと二人で並んで歩いていました。男が後ろを振り返ると、これまでの道のりには、主イエスと自分の二組の足跡が記されていました。ところが、所々、足跡が一組しかない場所があります。男は思いました。

「そういえば、その場所は私が苦しんでいた時だ。
私が苦しんでいた時に限って一組しかない」。
そこで男は傍らのイエスに尋ねます。
「どうして私があなたを一番必要とした時に、
私からお離れになったのですか」。
イエスがお答えになりました。
「いとしい我が子よ。
私は片時もお前の側を離れたことはない。
お前が見た一組の足跡は、私のもの。
私はその時、お前を背負っていたのだ」

苦しい時に「私は誰かに背負われているかもしれない」と想像すらできないとすれば、それは悲しいことです。なぜならその人は苦しみに中にいてもなお自分のことばかり考えているからです。この男のように、一組の足跡を見て自分の足跡だと思い込むところに苦しみは隠れています。

住職代理 無聖(むしょう)