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護法山正雲寺 会津本山 > 最新情報 > 2017年 > 10月

八正道 その一【正見】

八正道(はっしょうどう)は、お釈迦様が最初期に説いた「苦しみを止滅させるための八つの方法」です。「正しい道」とは、本来「さとりの智慧を得る方法」という意味ですが、今は「他人を幸せへと導く方法」と理解する方が分かりやすいかと思います。利他の生き方こそ、苦しみから解放されて自らを利する生き方なのです。正しくあるためには「自分の思い通りにしたい」という自己中心的な考えや態度、つまりエゴを減らす努力が大切だと【正見】は教えています。すべては【正見】から始まります。

【正見(しょうけん)】〜正しく見る〜
苦しい時は、その苦しみの原因を正しく見ます。すべての苦しみは「自分の思い通りにしたいのに、そうはならない」ことへの怒りの心から生じます。つまり、自己中心的な欲求が原因です。苦しみが生じたとき、それを引き起こしているのは自分自身だと冷静に観察するのです。しかし、例えば、大切な人を病気で亡くした時に抱く苦しみは、自分で引き起こした苦しみと言えるでしょうか。一見すると、原因を作ったのは病気であり、自分ではないと思うかもしれません。しかし、これも、よく観察すれば分かることです。病気が原因であることに間違いはありませんが、もっと直接の原因は「いつまでも側にいて欲しかったのに、そうはならなかった」という失望です。そしてこの失望もエゴの一つなのです。私たちは、外に原因を探すことに慣れすぎていて、最も身近な自分の心を観察できていないのです。正見とは、苦しみが生じたときに、その根本の原因は自分のエゴにあると観察することです。

四つの真理

お釈迦様が悟りをお開きになってから、初めてお説きになった教えが「四つの真理」です。これを「四諦(したい)」と呼んでいます。仏教の根幹をなす教えです。

【第一の真理】
人の一生は苦しみの連続である。

【第二の真理】
苦しみの原因は「思い通りにしようとする心」である。

【第三の真理】
苦しみは止滅できる。

【第四の真理】
苦しみを止滅する方法は「八つの正しい道」である。

問い:50過ぎです。乱暴に生きてきました。やり直せますか?

答え:やり直せます。

ただし、これが最後のチャンスです。しっかりと覚悟してください。人に暴力をふるい、多くの人を傷つけ、自分勝手に生きてきたあなたです。40年もの間、ため続けた心の汚れを取り除くのは簡単ではありません。3年はかかります。

あなたの修行は「我慢」です。何があっても我慢をしてください。すべてを我慢してください。相手を選んではいけません。唇を噛んで血がにじんでも、決して口を開けて言い返してはいけません。これからあなたは、人からののしられたり、殴られたりするでしょう。それでも黙って我慢してください。そして毎日一つだけ、一つだけで構いませんから、人が喜ぶことをしてください。大変な苦行ですが、もしあなたが必死に励むなら、3年で結果が出ます。

人からののしられたり、殴られたりするのは、あなたがこれまで行ってきた悪に対する苦の報いです。これを「悪因苦果」と言います。悪いことをすれば、必ず苦しみが報いとなって自分に帰ってくるという意味です。報いは抵抗せずに受け入れなければなりません。もし報いに抵抗すれば、それがまた悪となって、さらなる苦の報いを作ります。愚かな人は、そうとも知らずに抵抗し続けるので、悪因苦果を一生繰り返すのです。どこかで報いを清算しなければなりません。あなたは3年をかけて報いを清算し、新たに悪因苦果を作らないように修行するのです。これが「我慢」です。仏教では「忍辱(にんにく)」と呼び、この上なく苦しい修行だと教えています。

お釈迦さまの時代、アングリマーラという名の殺人鬼がいました。100人を殺せば悟りを開けるという間違った教えを信じて、殺人を繰り返していました。すでに99人を殺し、最後の一人としてお釈迦さまに刃を向けたのです。お釈迦さまはアングリマーラと静かに向き合い「そのようなことをしても悟りは開けないこと、殺さないことによってのみ悟りが開けるのだ」と教えました。アングリマーラは即座に改心をし、仏弟子として生きることを誓います。しかし、これまでの悪行に対する報いが消えることはなく、町に托鉢に出れば、人々から「殺人鬼がやってきた」と叫ばれて石を投げつけられ、つばを吐かれ、引きずり回されたのでした。それが来る日も来る日も続きました。見かねた他の仏弟子たちがお釈迦さまに言いました。「アングリマーラは血だらけです。あれでは命がもちません。どうか托鉢を止めさせてください」と。しかしお釈迦さまは言いました。「アングリマーラは自分の過去の悪行の報いを今受けているのだ。アングリマーラは耐えねばならない」と。そうしてアングリマーラは何年も耐え抜き、ついに悟りを得て、「アヒンサー(不殺生の人)」と呼ばれるまでになったということです。

アングリマーラはあなたです。アングリマーラと同じ覚悟をもって、耐え抜いてください。耐え抜いた先には必ず幸せが待っています。最後にお釈迦さまのお言葉をあなたにお贈りします。

「以前には悪い行いをした人でも、
のちに善によってつぐなうならば、
その人はこの世の中を照らす光となる」

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この回答は、無学老師が生前に相談者に対して話されていたの私無聖(むしょう)が聞き書きしたものです。

住職代理 無聖(むしょう)

ドンちゃんとサンちゃん

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会津本山には、屋外のワンコの他に、室内にもワンコとニャンコがいます。奥のミニチュアダックスが「サンちゃん」で、手前のマルチーズが「ドンちゃん」です。正雲寺のアイドル犬です。でも本人たちは「お坊さんたちをしっかり守る!」という重大な任務を負って、日々家の中をトコトコパトロールしています。めんこい二人です。